【VSCode】Markdownエディタとしてカスタマイズする
技術文書だったり議事録だったりをMarkdownで書くにあたってVSCodeをカスタマイズしてみました。
環境
- Windows10(1810)
- VSCode(1.35)
- MarkdownTOC(1.5.6)
目次を作成するプラグイン - MarkdownPDF(1.2.0)
Markdownをpdfやhtmlに変換してくれるプラグイン
プラグインのインストール
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行するとプラグインがインストールできます。
# MarkdownTOC > code --install-extension alanwalk.markdown-toc # MarkdownPDF > code --install-extension yzane.markdown-pdf
VSCodeを起動するとChromiumのインストールが始まります。※MarkdownPDFの動作に必要みたいです。
注意点
MarkdownPDFのGithubより抜粋
もしプロキシを使う必要がある場合、settings.json に http.proxy でプロキシを設定し、Visual Studio Code を再起動してください。
ダウンロードが上手くいかない場合や、Markdown PDF のバージョンアップの度にダウンロードするのを避けたい場合、markdown-pdf.executablePath オプションでインストール済みの Chrome か Chromium を指定してください。
設定
改行コードを明示的に指定
イシューにも挙っている通り、VSCodeがデフォルト設定のままだとMarkdownTOCが正常に動作しないのでワークアラウンドの設定を入れます。
- [CTRL+Shift+P]を押してコマンドパレットを表示
- "user setting"と入力
- "eol"と入力し、設定項目を抽出
Files: eol
の項目がauto
になっていた場合は環境に合った改行コードに変更
出力文書を装飾する
デフォルト設定のままだと味気ない文書が出力されるので、CSS等の設定によって見やすさを向上させます。
- [CTRL+Shift+P]を押してコマンドパレットを表示
- "user setting"と入力
- "markdown pdf"と入力し、設定項目を抽出
- MarkdownPDFのReadMeを読みつつ
setting.json
をカスタマイズ
settig.jsonの設定例
私の環境では以下のような設定内容になりました。
{ # MarkdownTOCのワークアラウンド: Windowsの改行コードを明示的に設定 "files.eol": "\r\n", # デフォルトのCSSは使わない "markdown-pdf.includeDefaultStyles": false, # Github風のCSSを公開されている方がいたのでありがたく流用 "markdown-pdf.styles": [ "C:\\Users\\<USERNAME>\\Documents\\github.css" ], # PDF出力時のヘッダーテンプレ(ファイル名を左上に表示) "markdown-pdf.headerTemplate": "<div style=\"font-size: 9px; margin-left: 1cm;\"> <span class='title'></span></div> <div style=\"font-size: 9px; margin-left: auto; margin-right: 1cm; \"> </div>", # PDF出力時のフッターテンプレ(ページ数情報を中央に表示) "markdown-pdf.footerTemplate": "<div style=\"font-size: 9px; margin: 0 auto;\"> <span class='pageNumber'></span> / <span class='totalPages'></span></div>", }
使い方
目次を生成する
配布用文書を生成する
- VSCodeで.mdファイルを開きます。
- 文書を書き上げます。
- VSCodeの.mdファイルが開かれているウィンドウ上で右クリックし、[Markdown PDF: Export~]の出力したい形式を選択します。
.mdファイルと同ディレクトリにファイルが出力されます。